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地方銀行を銀行ごとに見ていく。なお、私は関西在住なので、関西の銀行のみを扱う。

さて、地方銀行を見る際に重要な視点は1.どこの傘下か 2.メインの地域の状況 の2つである。まず1だが、地方銀行の中にはどのグループにも属さない独立系地銀もあるが、なかにはメガバンクの傘下にある銀行もある。その結果、メガバンクと共用のクレジットカードやシステムを導入している銀行もある。また銀行がピンチになったときに助けてくれるのはメガバンクなので、このあたりは押さえておく必要があるだろう。2は地方銀行ならでは視点である。いくら支店網を広げているとはいえ、メインはやはり本店のある県である。その県の経済がやはり銀行の業績に影響していく。

 以上2つを中心に銀行を見ていこう。関西にある銀行は滋賀銀行・びわこ銀行・京都銀行・南都銀行・紀陽銀行・関西アーバン銀行・近畿大阪銀行・泉州銀行・池田銀行・大正銀行・但馬銀行・みなと銀行の12行である。

(つづく)
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一般に地方銀行と呼ばれるものは本当は2種類ある。1つは地方銀行で、もう1つは第2地方銀行である。これら2つは発祥の歴史が違うだけで、現在の業務はほとんど同じになっている。ただ、一般には地方銀行の方が第2地方銀行より規模が大きい。(関西の場合は必ずしもそうではない。)

 さて、仕事の内容だが、基本的にメガバンクと業務内容は似ている。しかし大きな違いは地域に密着した金融機関であることである。例えば、メガバンクの場合は大手への貸出をメインにしているし、各地にある支店も大手の地方支社のためにある。しかしながら地方銀行の場合はその地域の企業に融資を行い、大手との取引は少ない。

 個人部門でもかなり異なる。一般に大手の場合、自宅まで預金を取りに行ったり、銀行員が訪ねてくるのはかなりの富裕層相手だけである。一方。地方銀行の場合は家持ちクラスの中級階層くらいまでを対象にそのような顧客回りをしている。

 要するに全国で展開して比較的規模の大きい企業や豊かな人に良質のサービスを提供するのがメガバンクに対して、地域に密着して顧客を開拓していくのが地方銀行である。

 このような棲み分けがメガバンクとできていたのだが、今はそうではなくなってきている。というのも、景気回復の局面で大手企業は融資を受けなくても自前で資金を調達できる状況にあるからである。そのためメガバンクが比較的中堅企業の融資や取引に力を入れ始めている。その結果、地方銀行はやや不利な立場にある。なぜならメガバンクは全国に広がる支店網を利用して情報を集め、遠隔地同士の企業を結び付けるようなことをして企業に利益をもたらすことができるからである。また、各メガバンクが持つシンクタンクも企業にとっては魅力になっている。

 その結果、地方銀行は従来の県内だけの店舗網に加えて、隣の県に進出して顧客開拓を目指している。例えば京都銀行の場合、京都府のみならず滋賀、奈良、大阪にも店舗を拡大している。現在、地方銀行同士の顧客獲得競争も熾烈である。

 そんな中、地方銀行の魅力は何かといえば、その地域において詳しい情報を持っていることである。確かにメガバンクは全国に情報網を持っているが、たとえばこれから伸びてくる企業の情報や、中堅企業の細かい経営状況などは分からない。これは地方銀行が地域に密着している結果であり、メガバンクに真似できるものではない。
 
 あと、待遇面では転勤の結果、単身赴任をする心配がほとんどないことが挙げられる。支店がほとんど県内なのでそれは魅力的だと思う。

信託銀行の中で主要なものは、三菱UFJ信託銀行、みずほ信託銀行、住友信託銀行、中央三井信託銀行の4つです。この他にも野村信託銀行(野村證券系列)やオリックス信託銀行もリクナビなどでは目立ちますが、私自身見には行っていないので、なんとも言えません。

このうち、三菱UFJ信託銀行とみずほ信託銀行はそれぞれMUFG、みずほFGのグループ、中央三井信託銀行、住友信託銀行は独立した信託銀行です。

三菱UFJ信託銀行は信託銀行の最大手。都市銀行の三菱東京UFJ銀行と同じく、幅広くビジネスを広げている会社です。もともとUFJ信託銀行は住友信託銀行と統合する予定ででしたが、都市銀行側の統合に合わせる形でギリギリで三菱と統合しました。会社の雰囲気としては、三菱の固いカラーとUFJののんびりした
雰囲気が半々の感じ。三菱東京UFJ銀行との関係上、銀行業務がどうなるか懸念されましたが、今の所両行の強みを生かして共に銀行業務をしていくことを決めたらしく、棲み分けはしていません。待遇、給与も聞いた感じはここが一番高いです。福利厚生もここが一番良い。おそらく一番鍛えられるのがここだと思います。

みずほ信託銀行は他の信託銀行とは全くしている業務が違います。というのも銀行業務は全てみずほ銀行とみずほコーポレート銀行に任せています。みずほ信託銀行が行うのは信託業務のみです。銀行業務を行う必要があるときにはみずほ銀行などの担当者と共に営業を行います。ただ、みずほFGは主要4社間の人事異動が活発なので、特に1社に縛られるわけでありません。なお、普通にみずほFGで採用された場合、信託銀行に最初に配属されることは少ないそうです。

住友信託銀行は金融系の住友の中でも最も、住友らしい会社。とにかくエネルギッシュ。UFJ信託銀行との統合話がギリギリで破談し、さらに中央三井信託銀行との統合もうまくはいかなかったが、不動産担保の消費者ローン会社をつくったり、すみしん不動産などで小規模不動産に進出したりと、独自に歩んでいます。関西圏では強く、おそらく関西圏で精力的に働きたい人にはお勧めです。あと体育会系の雰囲気が好きな人はここが良いと思います。

中央三井信託銀行は、わりとのんびりした雰囲気の会社。中央信託銀行という証券代行業務に強かった中堅信託と統合したので、証券代行は強いです。会社形態も少し変わっていて、三井トラストフィナンシャルグループという持株会社の下に、中央三井信託銀行と、運用を行う三井アセットマネジメントがあります。これは、不良債権の処理を効率的に行う為の策です。関東圏で強く、分野の中では住宅ローンに強いのがここです。

なお、住友信託銀行と中央三井信託銀行は共に独立していますが、三井住友銀行と活発に情報交換を行っています。

あと、余談ですが、銀行のことは丁寧語で「貴行」「御行」と言うが、信託銀行は「貴社」「御社」という方が良いそうです。これは歴史的に信託会社から始まっていた名残で信託銀行のトップは頭取ではなく社長と言います。

銀行を志望する人の中で、まず最初に迷うのが一体、都市銀行と信託銀行ってどうちがうのだろうか? という所だと思う。そこで、今回は信託銀行について、特に都市銀行との違いが分かるように書いていこうと思う。

まず良くある間違い。
1.信託銀行は投資信託を売る銀行だ。
2.支店が全然ないし、はっきりいって弱小銀行だ。
3.長島一茂さんが出てる三菱東京UFJ銀行のCMっていいですね。

面接の時に1とか2について言うとその時点で終了。長島のCMがいいって三菱東京UFJ銀行で言っても終了です。なぜか? それは読んでいくと分かると思います。

まず、信託銀行とは何か。信託銀行とは信託業務と銀行業務の両方を行う銀行のことです。銀行業務とは、商業銀行の項で説明したような業務で、要は決済や融資、経営のアドバイスなどを行う業務です。

一方、信託業務とは、お客様の資産を所有権ごと預って、運用、管理するようなサービスの事をいいます。そしてそのような業務を行う手数料でもうけるビジネスです。

なんか良く分からないかもしれませんが、要は信託銀行の方が都市銀行より業務の幅が広いということです。

さて、もっと分かり易くするために具体的にどんな部門があるか見ていきましょう。信託銀行の営業部門は、都市銀行と同じくリテールとホールセールに分かれます。

リテール部門とは個人のお客様を相手にする部門です。もちろん、都市銀行のように預金や決済業務を行っています。しかし、それだけでなく、個人のお客様の資産運用、管理サービスを行っているのが大きな特徴です。つまり、預金を管理するだけでなく、預金、投資信託、株式をどのような比率で保有するべきかといったことや、あるいは子どもに財産を残したいのだが、どのようにすれば税金で持っていかれないかといったこと、あるいは遺言を書きたいのだが、どのようにすれば相続人同士がもめないかといったことに、じっくりと時間をかけて専門家の視点からアドバイスしてくれるサービスを行っています。そして信託銀行側としてはアドバイスを行った見返りとして手数料を受け取っています。このようなサービスを受ける人は比較的資産の多い人です。つまり、信託銀行は富裕層向けに豊富な知識を生かしたビジネスを行っている銀行といえるかもしれません。

一方、ホールセール部門は法人向けの部門で、融資や企業にとって有益な情報の提供を行っています。基本的には都市銀行とよく似たことをしていますが、大きな違いは専門性の高さです。例えば、シンジケート=ローンと言った、大掛かりで手間のかかるような融資の際には、信託銀行が主幹事になることが多かったりします。あと、大きな違いは証券代行業務と不動産仲介業務ができる点です。証券代行業務とはその名の通り、企業が発行している株式を管理する業務で、具体的には株主へのIR情報や配当金の発送、株主名簿の作成などを行う仕事です。この仕事は、信託銀行ではどちらかというと中堅が行っていましたが、近年、敵対的買収などが流行していく中で、企業に対して信託銀行から買収のおそれがあることを警告し、未然に乗っ取りを防げることに貢献できるということで注目されています。不動産仲介業務とは、その名の通り、不動産の売買の仲立ちをする業務です。日本というのは利用できる土地が限られていますので、企業が工場や施設を新しく造りたくてもなかなか見つかりません。それを見つけ、土地を斡旋する仕事は不動産業以外では信託銀行のみに認められています。この2つが大きな違いです。また、信託銀行は社員が少ないので、そんなに手広く企業と取引はできません。また、証券代行や不動産は大企業がしてほしいと思っている業務です。ですので、ホールセール部門でも規模の大きな上場している企業、学校法人、宗教法人が得意先です。

この他の部門としては運用部門があります。

以上が、信託銀行の仕事ですが、次に最近の動向を上げておきます。信託銀行にとって、一番のトピックスは金融自由化です。実は上で挙げてきた信託銀行独自の業務は、次第に他の金融部門でもできるようになっていってます。例えば、投資信託は都市銀行でも販売していますし、それに伴って都市銀行でも資産の運用、管理サービスをはじめています。また、遺言信託についても生命保険業界の参入が認められる見込みです。

もう1つ向い風なのが、支店の少なさです。金融自由化以前、信託銀行は都市銀行との差別化をはかるために法律で支店の数が制限されていました。これまでは富裕層、大企業が得意先でしたので支店はそんなに多くなくて充分でした。しかしながら、相互参入が進んできた結果、支店の少なさが新規顧客開拓を難しくしている点もあります。

ただ、これらの問題について信託銀行も手をこまねいているわけではありません。個人部門ではIT業界と協力してネットバンキングビジネスを行って、若い世代の取り込みを行っています。また不動産業務をしているよしみとして、住宅ローンでも都市銀行より優位に立っています。多少の不安要因はあるかもしれませんが、都市銀行に勤めるより、専門性が高い仕事がして自身を成長させたい人にはお勧めの業界です。

現在、日本では3大メガバンクとりそな銀行がこの商業銀行に含まれると思う。

三菱東京UFJ銀行は、日本最大の銀行。規模、事業内容等どれを取っても非常に強い。国内では農林中央金庫と提携することで、地方での顧客確保に努めている。また海外部門に強みがあり、石油プラントへのプロジェクトファイナンス事業などを手がけている。会社の雰囲気としてはエリート意識が強く、自身の能力に自信を持っている人が多いと感じる。

みずほフィナンシャルグループはみずほ銀行・みずほコーポレート銀行、みずほ証券、みずほ信託銀行の4つからなる。先述の三菱東京UFJ銀行もMUFGというグループだが、みずほFGの方は他行に比べて格段にグループ間の結びつきが強い。証券と信託銀行についてはその時に書くとして、ここではみずほ銀行とみずほコーポレート銀行について書いておく。みずほ銀行はグループのリテール部門であり、コーポレート銀行の方がホールセール部門である。特にこのグループはホールセール部門に強く、日本の非財閥系大企業や地方自治体はここをメインバンクとしている。またマッチングも強く、不二家の再建支援はここが行った。会社の雰囲気としてはかつて政策目的の銀行から始まっていることから、官僚系の落ち着いた雰囲気の人が多いと感じる。

三井住友銀行は業界3位の銀行。規模の面では他の2行に見劣りはするが、業務の速さや収益性の面では非常に成績が良い。三井と住友という2大財閥の名前があることから分かるとおりに、これらの企業との結びつきが強く、関連会社などを含めた各企業へのホールセールでは強みがある。会社の雰囲気はとにかくエネルギッシュ。目標を高く設定してそれに向かって頑張るような人が多く、目まぐるしい環境で自身の能力を伸ばしたい人にはお勧めである。

りそな銀行は業界4位の銀行。正直に言って、規模、収益性どれを取っても悪いと言わざるを得ない。ただここの特徴は、地方を重視した戦略であり、各地方のトップに決定権が委ねられていて、地域ごとにすばやく適した戦略を取ることができる。メガバンクというよりは地方銀行の集合体のように考えた方が良いとおもう。あとは、信託銀行の業務も1つの銀行で行っているのが特徴。

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