[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
業界研究編第1回目はオーソドックスなところで商業銀行にしようと思う。
わざわざ「商業」銀行といっているのは、もう1つ「投資」銀行というものがあって、それと区別する為である。ただ気をつけてもらいたいのは、この分類はアメリカの銀行の分類であって、日本では明確に区別していない。それなのにこの言葉を使うのは、外資系在日本銀行と区別する為である。だからここでは単に「邦銀」や「メガバンク」の意味で書いていると考えてもらって良い。
商業銀行でのメインの仕事は大きくリテール、ホールセール、運用に分けられる。リテールというのは個人向けの仕事で、要は我々が銀行を普段利用する時に関係がある仕事である。具体的には送金や決済などがこれにあたる。その他、最近ではある程度の金額を口座に入れている預金者に対して、資産運用の相談や提案を行う業務も行っている。この業務については2007年11月に保険商品の銀行窓口販売が解禁になることや、遺言信託(詳しくは信託銀行のほうで)ができるようになることでさらに拡大していく分野だと考えられている。
ホールセールは法人向けの業務である。今までは融資することが主な仕事だった。しかしながら、現在は企業も充分な資金を保有していて、銀行からの融資が必要な企業が少ない状態になっている。そこで最近では、企業にとって有益な情報を与えたり、新たな顧客を開拓するのを手伝ったりするような仕事が増えてきている。このような仕事ができるのは、企業がメインバンク(企業が最も多く借りている銀行)としている銀行が多い。そのため、得意先の企業についていかに自分の銀行がメインバンクになっているかが、これからの重要なポイントになる。
運用部門は預金を有価証券で運用している部門である。銀行は預金を集めて融資するのが仕事だと学校では習うが、実は相当の割合を株式などに投資している。ただ、気をつけなけなければならないのは、我々が行うような短期的な収益を求める投資を行っているのではなく、少なくとも1年以上の保有を前提をした長期的な収益を求めていることである。そのため危険性については比較的低く、決してギャンブルに走っているのではない。
この他にも融資案件を審査する部門や、各種業務部門が有るが、就職活動を行ううえで志望しやすいのは上記の3つの部門である。
それだけ、需要が高いということだとは思うが、内容を読んでみると、ほとんどが怪しいものである。
SPIとかのwebテスト対策や、マナー関係はほぼ正解だとは思うが、一番酷いのが、エントリーシートの書き方や面接関係の本。やたらと印象的な内容にしたいせいか、あっと驚くような回答に走りすぎているように感じる。
特に笑いを取りに行くユニーク回答は見ていて痛々しいし、こんなことを答えても評価はされないだろう。
基本的にESと面接では、いかに論理的に説明できるかに尽きると思う。例えば自己PRなら、自己の性格を一言で表し、それに関するエピソードを言う。そしてそれを踏まえてまとめるという感じである。これさえ踏まえていれば問題ない。逆に笑いを取りに行くなら相当の努力が必要である。
要は堅実に行った方が相手の印象に残るということである。
一応、こんなカテゴリー分類で金融業界を見て行きます。
・商業銀行
・投資銀行
・信託銀行
・地方銀行
・政府系金融機関
・信用金庫
・信用組合
・証券会社
・生命保険会社
・損害保険会社
・共済
・カード会社
・リース会社
・商品取引業
あと金融ではないけど、最近人気の業界なので
・コンサルティング
・シンクタンク
企業についてはできるだけ多く取り上げるつもり。少なくとも準大手までは扱いたいと思います。
地方銀行は私が関西在住なので、関西の地銀のみの取り扱いになります。信用金庫と信用組合も同じく。
このブログは私が就職活動を通して集めた金融関係の情報を公開するサイトです。私自身は2006年-2007年にかけて就職活動を行い、2008年からある金融機関で働く予定です。ちなみに国立の大学に通っています。
私が金融関係の企業を回った見た感想は、相当ややこしいに尽きます。1つの業界を理解するにはそれと関連した業界を知る必要がありますし、企業間の関係も幅広くあります。そのため、金融の中の1つの業界だけを志望していても、他の業界もそれなりに調べないと、面接などで歯が立たない状態です。
例えば、あなたは融資の仕事をしたいとしましょう。普通なら銀行を志望して、メガバンクを受けると思います。しかしながら「融資」というのは非常に幅広い業種で行われていて、とりあえず思いつくだけでも、商業銀行、投資銀行、地方銀行、信用組合、信用金庫、生命保険、損害保険、消費者金融、商社などの業界が行っています。まだ、信用組合あたりなら良いですが、商社に至っては金融には普通含みません。
このようにかなり幅広く見たうえで決めないと、面接でもしどろもどろの回答になってしまいます。そこでこのサイトでは主に2009年に就職する人に向けて、金融業界や各企業について私が得た情報を公開して行こうと思います。具体的には業界については、都市銀行、損害保険などといった細かい分類別に、どのような仕事をしているのか、業界の現状と課題の2点について見て行こうと思います。また業界ごとの各企業の動向についてはできる限り中立に書いていこうと思います。
こんな感じで徐々に書いていって、10月くらいまでには完成したサイトにしようと思います。どうぞごひいきにしてください。